僕は昔から二眼レフカメラの見た目が好きだった。いかにもカメラ。アンティークな見た目。いかにも撮影していますといった動作。実際に二眼レフも所有しているものの、最初に学研大人の科学の二眼レフカメラを知った時は、かなり嬉しかった。いかにもカメラみたいなところと、プラモ要素があるところ。そして、このカメラが自作カメラ第一号となった。あまりに好きすぎて、完成後に塗装と革張りまでしてしまった。
作る作業はかなり楽しめた。他のキットと比べるとシャッターの作り(バネ)を組み込むのが難しかったけれど、それも愛嬌。また、2019年現在ではオンラインでの情報も多々あるので、作る際のアドバイスも簡単に得られる。
実際の使い勝手は、そこまでよくはない。フォーカスすることもできるものの、ビューファインダーは小さい・暗いで、ドンピシャで合わせることも、構図を考えるのも楽ではない。まぁ、パシャパシャと撮るのではなく、フィルムを一コマ一コマ丁寧に構図を考えて写真を作るという姿勢の練習になる。
このカメラは間違いなくトイカメラ。シャッタースピードはおよそ1/125秒で絞りはF11固定。そのため、フィルムの感度は400以上の必要があるだろう。また、ボディが小さいのと軽いことから、ブレがどうしても出やすい。トイカメラだけど、撮るとしたら三脚を使ったほうが良いかと思う。三脚を使ったら、多重露光も手軽にできるし。まぁ、写真を実際に撮らないとしても、デコレーションとしてもかなりイケてるけど。
学研の大人の科学シリーズのオリジナルのカメラは入手が困難になっているけれど、2019年に学研からも復刻版が出版されている他、コピーものはまだまだ手に入る。安いのでお試しあれ。
良いところ:
ここが残念:
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