撮影記:ホルガで撮るブダペストの街 2017年1月

皆さん、こんにちは。ようこそmybeloved.cameraへ。今回は、またしてもハンガリーブダペストからの写真を。僕は本当にラッキーなことから、仕事でブダペストを年に2度ほど訪れる機会があります。最初に訪れた時から、歴史的な建物が数多く建つ綺麗な街並みと、朝晩でも比較的安全に写真撮影で歩き回れることから、かなり気に入っている出張先の一つです。ただ、仕事での出張ですので朝晩の限られた時間しか動けないこともあり、動ける範囲や撮影できる被写体に限りがあるのも事実。そこで、今回はロモグラフィーのホルガレンズを使って撮影しました。

マーチャーシュ教会のそばから、ハンガリー国会議事堂。暗さもケラレも空の色も、いい味出してるなぁ

まずはホルガって

ホルガは、80年代に日常を手軽に撮影できるカメラとして香港で開発・発売されたようです。レンズもボディーもプラスチック製。当時は光漏れや歪みなどボディーの「欠陥」がある意味問題ではあったものの、現像される画の独特な味が人気を博し、トイカメラの愛好家やアーティスト、アナログ写真ファンからもかなりの支持を得ています。最初は120㎜のフィルムのボディーでしたが、その後、いくつかの種類が発売され、110㎜、35㎜、ピンホール、さらにはデジタルホルガまであります。

トイカメラと味のあるアナログ写真人気の元祖火付け役のホルガ。ロモからはもう販売されていませんが、中古での購入が可能。eBayで海外から取り寄せたほうが安く済むでしょう

デジタルで更に手軽に

確かにデジタルホルガも発売されましたが、デジイチ用のレンズもあるのです。正規でロモから販売されているものではありませんが、ホルガのレンズの作りを再現した(ような)レンズが安価で売られています。このキャノンEF版を購入し、遊んでみました。

スペックは:

  • プラスチックのボディー・レンズ
  • 焦点距離は60㎜の単焦点
  • 絞りはF8.0
  • 一応フォーカスリングがあり、距離によってフォーカスを合わせられる

ホルガのカメラのように光漏れはないものの、プラスチック製のレンズと四隅がケラれる如何にもトイカメラの画が作れます。

本当に「ホルガ」ブランドなのか怪しいけれど、ホルガチックな写真が撮れます

実際に撮影してみて

撮影自体は、暗いというのが一番でしょうか。朝晩の暗い時だとビューファインダーから撮るのはかなり難しかったですね。バックスクリーンを通してだと大分楽になります。

晩も同じスポットから、ハンガリー国会議事堂。三脚で長時間露光なトイとは思えないような画。
セーチェーニ鎖橋。手持ちでISO値が高くなると、粗いフィルムっぽさがでます。
同僚と散歩中に通りすがったレストラン。暗すぎて、適当に撮ったけれど悪くはないか

総合評価

写真を楽しむ・良い画を作るのには、何度も同じ場所を訪れ、色々な方法やレンズを試してみるのも一つの方法。他のレンズで歩いたこともあるブダペストですが、ホルガで歩くのも悪くなかったです。ホルガレンズは、面白い画が作れることもありますが、小型で軽量なので旅先にも気軽に持ち運び出来ます。パンツのポケットにも問題なく入る大きさ・軽さです。価格も3,000円台と安いので、トイカメラファンだけでなく写真に行き詰りを感じている人も、一度試して損はないレンズではないでしょうか。

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