撮影記:アメリカ アラスカ カトマイ国立公園 2017年6月

2016年のクリスマスプレゼントに義父から男だけのキングサーモン釣りの旅をいただきました。この旅が2017年6月に実現。義父、家内の兄、家内の妹の旦那と僕の4人で、アラスカ州のキングサーモンを訪れました。名の通り、キングサーモンが釣れる場所です。鮭を釣るのもアラスカに行くのも初めてで楽しい旅でした。また、当然のごとくカメラも持参し何枚かアラスカの大自然を撮影してきました。

カトマイ国立公園に到着
鮭釣り。
鮭の滝登り。カトマイ国立公園内の河
カササギフエガラス。カトマイ国立公園の川辺で
鮭を探す若いグリズリー
鮭を求めて彷徨うグリズリー
滝の上で登ってくる鮭を待つグリズリー

今回の旅から学んだこと

今回の旅は、義父を筆頭とした男だけの家族旅行。家族のつながりを強めることが主な目的でした。数日間、川でボートに乗り鮭を釣るのも初体験で面白かったです(計6匹釣りました)。また、アラスカで写真を撮るのも普段は見ることのない被写体を相手に良い経験となりました。ただいくつかの失敗もあり、それをシェアしたいと思います。

機材に慣れてから本番に臨む

今回の旅では熊を撮影できることもあり、長めのレンズ Canon EF 100-400mm f/4.5-5.6L IS II USM Lensを借りていきました。初めて使うレンズで、200mmよりも長いレンズを使ったことがなかったことから初めての焦点距離でもあり、思いのほか苦労しました。勿論、高いレンズですので鳥や動物、スポーツの撮影をすることがない限りは必要ではないレンズですが、本番前に借りて練習してから本番に臨むべきでした。やはり何枚もの写真は満足のいくものではありませんでした。

釣りをしながらの撮影は諦めるべき

アラスカの大自然!釣りをしながらでも遠距離に熊や鷲を目撃することもあり、興奮しながらカメラも持ち込みました。が、4~5人乗りのボート(かなり揺れる)で川を行ったり来たりしながら、飛んでいる鷲を撮るのは僕の腕では不可能でした。何十枚と鷲を撮りましたが、今一つフォーカスがあっていないものばかりでした。素直に釣りに専念し、鷲を撮るのは陸地からにすべきでした。

持参すべきギア

これは大失敗なのですが、二つ持参すべきものを持っていませんでした。まず一つはCPLフィルター。借りたレンズであうフィルターがなかったのが理由ですが、基本的に水に囲まれていた環境だったので、CPLフィルターで必要のない反射を抑えられなかったのは痛かったです。もう一つはモノポッド。これも長い・重いレンズにあう物がなかったのが理由です。三脚はありましたが、カトマイ国立公園は三脚の利用が禁止されており、モノポッドの使用だけが許されていました。 モノポッドがあれば重いレンズとカメラを手持ちする必要もなく、手ぶれ補正にも役立ってくれたでしょう。

暖かい服装

今回の旅は6月でしたが、アラスカは涼しい・肌寒いと感じました。また、曇り・霧の中では間違いなく寒かったです。ただ、晴れた日の下で釣りをしているのは水からの反射もあり暑いと感じることもありました。ビーニーハットと手袋に加えて、軽く・暖かいレイヤーで重ね着するのが良い感じです。

また、服装とは多少異なりますが、防水のバックパックを持っていくべきでした。カトマイ国立公園は熊主体の公園で、園内を熊が自由に歩き回り、人は熊の居場所によって歩ける道や渡れる橋に制限がかかります。同じく写真好きの義弟と帰りの飛行機時間ギリギリまで撮影をしていた僕は、園内で熊が居座っていたことから一本の橋を渡ることができませんでした。時間が迫っていたこともあり、義弟と川を歩いて渡ろうかと真剣に考えました。僕のバックパックは防水ではなかったので、もし橋を渡っていたらカメラ・レンズともにどうなっていたかわかりません。結局は、本当にギリギリまで待って橋を渡ることができたのでカメラ・レンズも濡れずに済みましたが、水に囲まれる環境のなかでは防水バックパックを携帯しておくべきでした。

失敗も多々ありましたが、鮭釣りも写真撮影も存分に楽しめた旅でした。次回は一人で好きなだけ時間をかけて、星空やオーロラも撮影したいですね。

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